ブロック法の特徴
現代は大量のデータを短時間で処理することが求められます。今まで東京ドームの愛称「ビッグエッグ」、郵便小包「ゆうパック」、建築用品の会社名「トステム」など、200以上を開発しましたてきましたが、これらネーミングの発想では1回の会議で1000以上のアイデアを出すことも珍しくありません。
このようなケースに、発散技法で出した大量データを短時間で素早くまとめるための技法として私が考えたのが「ブロック法」です。
ブロック法とは、データ群を大づかみの「区画(ブロック)」にまとめるという意味から名づけました。
ブロック法は、基本的には6名程度の小集団で実施します。このメンバー全員が効率よく参加し、大量のデータを素早くまとめることができるのが、ブロック法の特徴です。なぜなら、たとえ大量のデータでも、ブロック法ではまず各人がカードを分担してまとめ、それをチームで一挙に集約するというやり方をとるからです。
ブロック法の進め方
ブロック法は以下のように進めていきます。
- 司会者を決め、メンバーは4~6名程度にする
- アイデアを発想する
カードBS法やカードBW法などで、カードにアイデアを書き出す。 - 記入されたカードを各人に均等に配分する
- 各自手持ちカードを、内容が似たもので集める(B4用紙に貼る)
- A3用紙を4~5枚、机上に並べる
- 順番に1群ずつカード群を出し,机上のA3用紙に貼る
司会者の右隣の人から、手持ちの全カードの中から1つの群を読み上げて机上のA3用紙に貼っていく。 - カード群を1つの項目にまとめる
他のメンバーは、そのカード群と同一内容のカードがあれば読み上げて真ん中に出し、A3用紙にまとめて貼る。 - まとまったカード群に項目名をつける
そのカード群を出した人が中心になり、カード群の項目名を考えて別色のカードに書き、カード群の上に貼る。 - 次の人が手持ちのカード群を1つ読み上げてA3用紙に貼る
- 以下、同様にしてすべてのカードがまとまるまで続ける
- すべてのカードをA3用紙に整理して貼る
なお、カードのまとめは1項目当たり10枚以内とします。そして「その他」の項目もつくり、それまでまとめきれなかったカードを「その他」にまとめます。
ブロック法の活用法
このようにブロック法を使えば、800個程度のデータでも、慣れてしまえば4~6人のメンバーで、30分もあればまとまってしまいます。
ネーミング開発では1000アイデアを出して、使えるのが3つくらいしかないというケースは珍しくありません。ですから、このような大量のアイデア整理法が必要なのです。
ブロック法は、商品開発のアイデアをまとめる時にもよく使います。また、アンケート調査で大勢の人の自由回答をまとめるのにも利用できます。このように現代のビジネスでは、大量のアイデアをまとめる場面が多くあります。ブロック法はそのための最適な技法です。

主要な創造技法の紹介
1.発散技法
3.統合技法
4.態度技法
5.実現技法